花おくる
法人向けの胡蝶蘭としては、3本立がスタンダードです。 スタンダードであるがために、多くの胡蝶蘭が並べられるような慶事では、 3本立胡蝶蘭がズラリと並ぶことをイメージして胡蝶蘭を選ぶのが良いでしょう。
・3本立胡蝶蘭の下位クラスの場合:控えめな印象になります。 ・3本立胡蝶蘭の上位クラスの場合:豪華な印象になります。
また、3本立胡蝶蘭がスタンダードなだけに、 さらに上の5本立胡蝶蘭、7本立胡蝶蘭は、豪華さが目立つことになるでしょう。 どちらを選ぶべきかは、贈り先との関係性、また、贈り主の社会的地位などを考慮して決めるのがよいでしょう。
胡蝶蘭に立てる札には、紙札と木札があります。また、それぞれ縦書きと横書きができます。
法人関係の重要なお付き合いの場合、胡蝶蘭と同じように立札にも気を配るべきです。 特に、多数の胡蝶蘭が並ぶような慶事では、立札は、贈り主が明記される役割であるため、 その品位を考慮すると木札(木目)にすることをお勧めします
一般的には、ラッピングを付けてお送りすることが常識です。 また、当ショップもそうですが、販売している胡蝶蘭に合わせたラッピングを用意しています。 弔事だけは、それ用のラッピングがありますので、間違いのないようにご注意ください。
赤系のラッピングは、〔赤=火〕することから、竣工式など建物のお祝いには縁起が悪い、 〔赤=赤字〕をイメージするなどの理由から、創業などのお祝いには縁起が悪い、 と考える人もいます。
逆に、胡蝶蘭の白×ラッピング赤=紅白で縁起がよい、と考える人もいます。 胡蝶蘭に限らず、一般的に縁起や習わしは、気にする人と気にしない人がいます。 お相手がそのようなことを気にする人か、気にする会社かなどを配慮した上で、ラッピングを選ぶのが良いでしょう。
公のお祝い事であれば、会社でもそれを受け入れる心積もりがありますが、 個人的なお祝いであるのにも関わらず、あまり大型の胡蝶蘭をお贈りしても、 ご本人が恥ずかしい思いをしたり、置き場所に困るなど、ありがた迷惑になってしまうこともあります。 そのようなことにならないよう、先方への配慮が必要でしょう。
先方への配慮のうちとして、お届けする先様の状況を配慮してお送りするタイミングを計りましょう。 例えば、移転した上で事業を始めるような状況であれば、引っ越しの前に届いてもそこには誰もいないかもしれませんし、 引っ越しの最中に届いても、返ってご迷惑になるかもしれないなど、 せっかくのご厚意が仇にならないように気を配りましょう。